職業訓練校とは
わたしは2020年8月~2021年1月までプログラミングが学べる職業訓練校に通っていました。
職業訓練校は、会社を退職した人が次の就職に活かすスキルを身に着けるために失業保険をもらいながら無料で通うことのできる学校です。(※テキスト代は別途必要。)
期間は通常3~6ヶ月、一部長いもので1~2年のものも。
わたしの職業訓練校には、以前職業訓練を受けて今回2回目の受講という方もいました。
※この記事は当時の情報を元に書いていますので現在はルール等が変わっている場合があります。詳細は最寄りのハローワークやホームページでご確認ください。
職業訓練校に入る方法
失業保険をもらいながら通う卒業訓練は基本的に書類選考で入校可否が決まります。
最寄りのハローワークから受講申込書を入手し、希望のコースや志望動機を記入して提出します。
地域やコースによっても倍率は変わりますが、わたしが都内で通っていた職業訓練校のコースの倍率は約2.5倍でした。
東京の場合、ハローワークに提出した書類は職業能力開発センターというところに送られ、そこの担当者が合否を決めるようです。
なのでいくらハローワークの職員さんに入校への熱意を伝えても、結局は書類が全て。
申込書に全力を注ぎましょう!
書類選考を通過するためのポイント
わたしが職業訓練を受ける前にハローワークの職員さんに書類選考を通過する方法を聞いたところ、「私たちもわかりません。」との答えしか返ってきませんでした。
そこで以前職業訓練校に通っていた友人に連絡を取って聞いてみました。
※その友人も人から聞いたとのことで確固たるエビデンスはないですが、友人もわたしもそのポイントを意識して合格したのでポジティブに働く可能性は高いと思います!
前職と関連づけて志望動機を書く
たとえばプログラミングのコースを受けたいとき、「前職の事務作業でルーティンワークが多かったのでプログラミングを学び、その作業を効率化したい。」というようなことを書くということです。
自分のやっていた仕事と学びたいコースにもよるので関連づけが難しい場合もあると思いますが、不自然にならない程度に繋げられることがないか考えてみましょう。
職業訓練校の見学に行く
ハローワークの職員さんにも学校の見学は行った方がいいとおすすめされました。
見学をしている人としてない人がいた場合、前者の方がやる気がある印象を受けますよね。
入校後に知りましたが、わたしのクラス全員のうち見学に行ってないのは2人だけでした。
見学時に詳しい勉強のカリキュラムや学校の特徴も分かるので、そういったことも志望動機を書く際に触れた方がいいようです。
何日間か見学の日程を用意している学校が多いと思いますが、日程によってはすぐ予約が埋まってしまうようなので早めの見学予約をするのがよいでしょう。
早期就職の意欲を書く
この職業訓練という素晴らしい制度があるのは、職業訓練校を卒業してすぐに会社に就職してもらい、そこから所得税等の税金をがっぽり取りたいという国の思惑のためですw
ですのでもしも卒業後にあなたが自営業をしたいと思っていても、それを書くのは絶対にNGです。
(自営業はサラリーマンに比べて節税がしやすいですからね。)
卒業後は訓練校で得た知識を活かして早期就職したい!という意欲が伝わる文章を書きましょう。
個人的にやってみたこと
今からお伝えすることは、わたしの感覚でやってみたことなので効果があるのかは、正直微妙です。
なのでご参考程度に頭の隅に置いておいていただければと思います。
申込書に保有資格の欄がありますが、わたしは資格は書かないようにしました。
それを書くと、「職業訓練受けなくても就職できそう!」と思われるかな…と思ったので。
変に自己PRするより、「仕事のやる気はあるけどスキルがなくて就職できない」風の文章を意識して書きました。
(やる気は伝わるように小さな字で志望動機の枠いっぱいに熱意を書きましたw)
おわりに
結局わたしは職業訓練校で習ったこととは関係ない仕事に就きましたが(プログラミングの才能がなかったためw)、ゆっくりした時間がとれたので職業訓練を受けてよかったと思います。
単に求職中の状態だと精神的にも疲労してしまうので、学校に通いながらこれからのことを考えられる余裕があったことが心の安定に繋がりました。
そういえばハローワークの職員さんに、「職業訓練の制度、意外と知られてないので周りに広めてください。」と言われました。
広めたので次回失業した際も受からせてくださいw
この記事がこれから職業訓練を受ける人の役に立ったら嬉しいです。
あなたの合格を願っています!
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