あやうく一生懸命生きるところだった/感想・まとめ

読書

 

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ちょっと疲れてしまったあなたへ

 

「毎日頑張りすぎて疲れた…。」

 

「自分の人生、これでいいんだろうか?」

 

こんな気持ちが頭をよぎることはありませんか?

 

そんなあなたにオススメの本があります。

 

『あやうく一生懸命生きるところだった/ハ・ワン著』

 

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以前、仕事のストレスが溜まっていて本屋さんに入ったときにたまたま目に入り、題名と表紙のゆるい絵に惹かれて買いました。

 

今まで頑張りすぎてきた人生を疑問に思い、40歳を目前にして会社を辞めた一人の韓国人男性のエッセイです。

 

著者のやわらかい考え方に心が救われました。

 

今日はこの本の印象に残った箇所のまとめと感想を書いていきます。

 

自分だけの道を探す

 

最近でこそいろんな生き方が認められるようになった感じがありますが、それでもまだ人と違った生き方をしていると周りがうるさく言ってくることってありますよね…。

 

みんなが正しいと信じる価値観に同意しない者への暴力。

なぜまわりに倣(なら)わない?説明してみろよと。

 

『正社員で働く』、『結婚する』、『子どもを産む』、『マイホームを持つ』など、特に年齢が上の方ほど「しなければいけないこと。」と当然のように思っている人が多いように感じます。

 

でも、そんな生き方が全員によいとは限りません。

 

自分の人生、周りの評価なんて気にせずに、自分が納得できる生き方をしたいですね。

 

道はひとつじゃない

 

専門的に勉強してきたこと、数年続けてきた仕事。

 

長い時間を注ぎ込んだだけあって、たとえ自分に合わなかったり、新たにやりたいことが見つかったりしても手放せない人がたくさんいます。

 

これは今までの投資時間やコストを考えてあきらめられなくなる、「コンコルド効果」によって生み出される思考だそうです。

 

賢明なあきらめには〝勇気〟が必要だ。

失敗を認める勇気。

努力と時間が実を結ばなかったら、潔く振っ切る勇気。

失敗しても、新たなことにチャレンジする勇気。

 

なんとなく「諦める」=「悪」 のようなイメージがあるのではないでしょうか。

 

しかし、諦めたことで空いた時間は新たな自分を発見したり、新しい才能を見つられたりするチャンスでもあるのです。

 

「諦める」ということに関して、もう1つ印象に残っている本があります。

 

 

著者は元陸上選手の為末大さん。

 

もともと100mランナーだった為末さんですが、100mで金メダルを取ることは難しいことに気づき、400mハードルへと専門を変更し、見事にオリンピックで金メダルを獲得されました。

 

そんな彼の経験から自分に合うフィールドで努力をすることの大切さや、「諦めないこと」で逃している幸せがあることを学びました。

 

自分のペースで生きる

 

現在はSNSを通じていろんな人の人生を簡単に見ることができるようになりました。

 

自分は毎日同じような日々を何も考えずに送っているだけなのに、画面の奥では同世代の人が活躍していることに焦りや嫉妬を覚える人も少なくないようです。

 

人はそれぞれ、その人なりの速度を持っている。

自分の速度を捨てて他人と合わせようとするから、つらくなるのだ。

 

著者は「遅れているからって何か問題でもある?」と、図々しいくらいでいい、と言っています。

 

みんな違う人生なんだから、スピードもそれぞれでOKなんですよね。

 

おわりに

 

ところどころにあるかわいらしい絵にほっこりさせられました。

 

いまはイラストレーターをされている著者が描いた絵です。

 

この本を読んで、わたしも自分の人生をゆっくり楽しもうと思いました。

 

やさしい言葉でサクサク読めるので、疲れているときでも読みやすいと思います。

 

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それではまた!

 

 

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