【感想】本日は、お日柄もよく/原田マハ

読書

 

 

スピーチの極意 十箇条

 

…からいきなりはじまる本、原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』。

カフェ英会話で出会った方にオススメされたので、読んでみました。

 

 

あらすじ

 

片思いをしていた幼なじみの結婚式の最中、眠たくてウトウトしていたら、食事のスープに頭をつっこんでしまった主人公・こと葉。

こと葉を眠たくさせてしまった原因は、長くて退屈な、主賓の挨拶でした。

 

赤っ恥をかいてしまったこと葉ですが、同じ会場にいた、久遠久美のスピーチに魅了されます。

そんな彼女の職業は、「言葉のプロフェッショナル」である、スピーチライター。

 

こと葉は彼女との関わりを通じ、スピーチライターとして成長していきます。

 

 

ストーリー自体がおもしろい

 

わたしが本を読み終えて思ったのが、スピーチのテクニックを学べるのはもちろん、物語としてもおもしろいということです。

 

ストーリーの展開、早すぎでは!?!?と思ったところもありましたが、後半は涙なしでは読めません。

 

また、登場人物のキャラも個性豊かで素敵でした。

 

ドジなこと葉ですが、周りのみんなに愛されているな~、とほっこりしました。

 

こと葉の師匠である久遠久美は THE キャリアウーマン って感じでかっこよく、魅力的でした。

あんな素敵な女性になりたい、、!!

わたしは金融系の仕事をしているのですが、「金融系には見えない。」なんて言われますので。(笑)

 

 

「言葉」のすごさ

 

どんどん出てくるスピーチのテクニックを、「なるほどなるほど~!」と思って読んでいました。

 

選挙の話がメインになってくるのですが、「言葉の力だけで、国をも動かせちゃいそうだなー。」とけっこう怖くもなってしまいました。

 

政治の勉強にもなりましたね。

いろいろあり、政治についてはネットでは言及するのはやめる、というマイルールが今年から制定されたので、ここについては詳しく触れません。(笑)

 

わたしは日常でスピーチをする機会はないですが、時々仕事でプレゼンをすることがあります。

その時の自分を思い浮かべたら、応用できそうなテクニックが多かったです。

 

以前、製薬の開発をされている方が、

「薬の開発の案が出たら、それ進めるために、上司にプレゼンして承認をもらわないといけない。そのプレゼンが下手だったら、いくらいい案でもボツになる。」

といったお話しをされていました。

 

いろんな企業でのあるあるだと思いますが、プレゼンの見せ方だけで、世界を激変させる(かもしれない)大発明がボツになると思うと、なんたる悲劇!

 

少しでもスピーチや、プレゼンのスキル、身に着けたいですね~。

 

 

印象に残った言葉

 

日々、世の中のネガティブ思考な方が、ポジティブ思考に変化する際のお役に立てれば!!と思いながらこのブログを書いているつもりなのですが、この本にも、前向きになるためにいい言葉が。

 

『困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙が止まっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している』

 

最悪な状況に陥ったときって、今のことしか考えられず、落ちていく一方だったりしますが、時間は必ず流れます。

 

しんどいときこそ、前向きな未来を想像したいですね。

 

 

「スピーチの極意 十箇条」とは、、、!?

 

「スピーチの極意 十箇条」

 

それは・・・

 

ぜひ、本をご覧ください!(笑)

 


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それではまた!

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