【感想】超訳 カーネギー 人を動かす/D.カーネギー

読書

自己啓発本で有名なデール・カーネギーの『人を動かす』

なかなかの長さの本ですが、それを短く、分かりやすくまめたものが、本日ご紹介する『超訳 カーネギー 人を動かす』です。

 

さくっと読みやすいので、忙しい方や自己啓発系の本を初めて読む方にもぴったりです。

 

わたしの印象に残った点についてまとめます。

 

デール・カーネギーとは?

 

カーネギーは、アメリカ・ミズーリ州の農家に生まれた著述家でもあり、教育者でもあり、実業家でもある人物です。

地元の教育大学を卒業後、セールスマンや俳優などを経験。

その後、話し方や人間関係の原則など成人教育のために”デール・カーネギー研究所”を設立しました。

同研究所は世界15か国に支部を持ち、多くの著名人を輩出。

その一人に、のちに世界的に有名となる投資家、ウォーレン・バフェットも含まれます。

 

 

見返りを期待せずに相手を褒める

 

見返りが得られなければ、他人を褒めることができない人は実に多い。しかし、そういう姿勢はあまりにも利己的で心が狭いと言わざるをえない。

 

この本には、”人を褒めることの大切さ”が何度も書かれています。

確かに、褒められて気分を害すような人はあまりいませんからね。

人のあら捜しをするのではなく、いい面を見つけ、褒めていきましょう。

 

思想家「エマーソン」の言葉

 

「すべての人は何らかの点で私よりすぐれているから、必ず学ぶことがある」

 

”学びの大切さ”を改めてよく聞くようになった現代。

本や映画などから学べることも多いですが、なんだかんだで、”人”から学ぶことが一番印象に残るのではないのでしょうか。

このエマーソンのような考えを持ち、人に会うたびに、「今日はどんなあたらしいことが学べるんだろう。」とわくわくした気持ちを持っていたいですね。

 

旧友の教え

 

カーネギーは旧友から、常に議論を避けろ。という教えを受けていました。

マウンティングしてくる上司や友人について悩んでいる方も多いですよね。

敵を作ったところで、いいことは一つもありません

マウントをとって一時の優越感に浸るなんていうことでわざわざ人に嫌われることは避けたいですね。

 

 

見習いたい結婚生活でのスタンス

 

イギリスの政治家ディズレーリと、その妻15歳年上のメアリーについてのお話しです。

 

メアリーは無学な女性だったが、夫を操縦するすべてを心得ていた。彼女は三十年間ずっと夫を褒め続けたのだ。

ディズレーリが疲れて帰宅すると、メアリーは話し相手になって夫を癒した。メアリーが失敗しても、ディズレーリは一言もとがめず、妻を常に自分の人生で最も大切な存在として扱った。誰かがメアリーを批判すると、彼は全力で妻を擁護した。

 

当初はディズレーリが破産者だったため、周囲には”資産目当て”の結婚だと思われていたようですが、二人の生活は大成功を収めたそうです。

人は自分の”理解者”を求める生き物なのかもしれませんね

パートナーにはもちろんそうしたいですが、他の人でも、プラスの面に注目してどんどん褒めていきましょう!

 

おわりに

 

わたしは、ちょっと気分が下がっている日の寝る前になんかにこの本をよく読みます。

気分がよくないと、自分のことばかり考えてしまいがちですが、「人の笑顔のために明日からも頑張ろう。」という思考に切り替えてくれる、ありがたい本です。

素敵な言葉がギュッとつまっている、自己啓発の金字塔の超訳版!

みなさんもぜひ読んでみてください。

 


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それではまた!

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