ニュースを見てると、「〇〇会社の株価が急騰」、「〇〇会社の株価が暴落」などと耳にしますよね。
そもそもなぜ株価は日々変動するのでしょうか?
今日は、株価が動くメカニズムついて紹介します。
投資家たちの思惑
株価は、需要(買い)と供給(売り)のバランスによって決まります。
よく言われる、「需給の関係」ですね。
これは、金融商品以外の他のものにも言えます。
たとえば、野菜が豊作であった年は、買いたい人より売りたい人が多いので、野菜を安く買うことができます。
逆に、凶作であった年は、売りたい人より買いたい人が多いので、高くなってしまいます。
投資家たちが、「これからこの会社の株が上がりそう!期待!!」と思うとたくさんの”買い”が入り、株価は上昇します。
逆に、投資家たちが、「この会社はヤバそう。。」と思うとたくさんの”売り”が入り、株価が下落してしまうのです。
(「ヤバい」というのは便利な言葉で、どんな意味にもなりますが、上記の例はもちろん悪い意味でですよ。笑)
財務分析という小難しいことをしていくと、その企業の決算情報などから、ある程度の”適正な株価”を算出することも可能ですが、いまの株価が”適正株価”ではないものがほとんどです。
投資家心理によっても上下するものなので、意外といい加減だったりするのです。
好材料が出たとき
ある会社の決算が良かったとか、商品の開発に成功したなど、その会社の株価に良い影響を与えるニュースのことを、”好材料”といいます。
好材料が出たときは、今後の株価の上昇や、配当金に期待して”買い”が多くなり、株価の上昇が起こることが多いです。
現在、日本の証券取引所に上場している会社は、四半期(3か月)ごとに決算を開示する義務があります。
この四半期ごとの開示については、会社側に大きな負担がかかる(監査の費用や事務作業)ため、「一年に一回だけに見直したほうがいいのでは?」などの意見も出ています。
悪材料が出たとき
先ほどの好材料の反対で、株価に悪影響を与える事象を「悪材料」といいます。
業績が悪化しそうな情報だったり、会社の不正がバレたり、事故を起こしてしまったり、、。
悪材料が出たとき、投資家は今後の値下がりを恐れ、大量の売りが入ることが多いです。
こうして株価が下落していくのです。
政治事情
その会社のニュースだけでなく、政治事情も株価の変動に影響を及ぼします。
たとえば、A国から原料を輸入している日本のメーカー企業があったとします。
両国の関係の悪化で、A国政府が、「もう日本には何も輸出せんぞ!!」と言い出しました。
そのメーカーは他のところから原料の調達をしなければならなく、費用が増えてしまうかもしれません。
利益 = 売上 - 費用 です。
利益を増やすには、売り上げを上げる or 費用を下げる ことが必要です。
とうことは、費用が増える → 利益が減る → 投資家心理悪化 → 株価下落 という流れになってしまうことが多いのです。
政治には、いろんなしがらみがありますが、みんな仲良くやってきましょうよー。(誰)
おわりに
今回紹介したこと以外にも、株価は様々な要因が複雑に絡み合い、日々変化しています。
あまりびくびくせずに、広い心を持って株価を見守っていると、株って楽しいですよ。
わたしの場合は、持ち続けていると、知らず知らずのうちにその会社のことが大好きになってしまいます。(笑)
でも、最初のうちは、もともと大好きな会社の株を買うのがいいと思います。
株価が下がっても、よく知らない会社のものが下がるより、マシだと思えますしね。(笑)
現在、株で成功した人も、たくさんの失敗をしています。
下がってしまったら、きっぱり売って、勉強代だと割り、次に活かしましょう。
損切りについては、こちらの記事をご参考に。
人生も株式投資も、日々、前進あるのみ!!!
それではまた!
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